憧れだった防音マンションから始まる新しい夢
24時間音楽演奏が可能な防音マンション「ミュージション」の入居者を訪ねて、“音楽のある暮らし”をのぞき、その魅力を語る企画。今回の取材の舞台は、「ミュージション川越」でピアノ教室を開校されている岡本さと子さんと、営業スタッフがタッグを組んで地元川越のショッピングセンターに設置した“ストリートピアノ”。
寒空の下で快くフォトセッションに応じてくださった岡本さんに。幼いころから育った川越という街に、もっと音楽を。「ミュージション」で育んだ彼女の想いとは?
ミュージション主催セミナーで絆を深めた仲間と共に
岡本さん戸口さん、お久しぶりです!
戸口生さと子さんは本当に久しぶりですね!去年の冬に川越の居酒屋でこの3人で飲んで以来だから、1年ぶり!オンラインでは、このコロナ禍で何度か開催した“音楽講師Zoom交流会”にも参加していただいたので、あまりご無沙汰な感じもしないんですけどね(笑)。
岡本さんその節はお世話になりました!この交流会もしかり、「ミュージション川越」で教室を開かせていただいて今年で11年目になるんですが、ミュージションズクラブに入ったのが実は4年前の主催セミナー(※株式会社エルパさんと株式会社ライズサーチさんとのコラボセミナー)がきっかけで。
戸口そうなんですね!ミュージションズクラブが発足したのが7年前なんですが、それ以前から入居されていたさと子さんの心を動かしたのがこのセミナーだったというわけですね。
岡本さんはい。音楽を仕事にするってすごく大変なことだと実感していた中で、自分がモヤモヤ思っていたことをズバッと言ってくださったような内容で。たくさんの音楽家を抱えている講師のお話によって裏付けしていただいたことで、目標や目的に自信が持てる機会になったんです。
戸口タイミングよく有益な情報を提供できたようで、なによりです。私たちも嬉しいです。
営業スタッフ弊社主催のセミナーにたくさんご参加いただいているさと子さんの学ぶ姿勢には、ほかの参加者さんも私たちスタッフも刺激をいただいてます。特に昨年実施した“音楽教室経営セミナー”では、講師を務めた大内孝夫さんや私たちと終了後も積極的にコミュニケーションをとって、存分に活用してくださって。その中で、“地元川越に音楽の輪を拡げたい”というさと子さんの想いに私も共感し、大内さんに地元音大の先生を紹介してもらい、志を共にする仲間が増えて形になったのがこの小江戸「川越」夢ピアノプロジェクトと言えますね。
岡本さんこのストリートピアノプロジェクトは、地元の音大の先生が学生たちに社会活動に携わっていく機会を作りたいという構想が発端で、そこに私たちが加わった形ではあるんですが、コロナ禍真っただ中でストリートピアノを街中に設置するというのは想像以上に骨が折れることで。この第一号にたどり着くまで苦労の連続でしたが、営業スタッフさんがリブランマインドさんの協賛を取り付けてくれたり、ミュージションのモデルルームで使っていたピアノをお貸しくださったりと、本業と同じかそれ以上に時間と労力を使ってくれたのではないかと心配しているんです(笑)。
営業スタッフそんなことないですよ(笑)!私も川越で育った音楽人として、自分の地元に誰もが気軽にピアノに触れられて、そこから新しい音楽の輪がひろがるなんて素敵だなと思って、楽しく取り組ませていただいてます。
戸口私も“元”川越人として嬉しく思っています。期間中に娘を連れて一緒に弾きに来ますね!
学生の頃からずっと住みたいと思っていた憧れの住まい
戸口さと子さんが「ミュージション川越」で教室を開校しようと思ったきっかけは?
岡本さんそれまでは集合住宅内の実家でピアノを弾いていたんですが、嫌がらせを受けるようになってしまって、これはもう限界だなと。それで新しい部屋を探していた時に、こちらに出会ったんです。
営業スタッフ川越市内や近隣の地域にもいくつか楽器可の物件はあったと思うんですが、どうしてミュージションを選んでくださったんですか?
岡本さん候補は他にもあったんです。けれど、ピアノ演奏はOKだけど教室開校はNGだったり、手持ちのピアノサイズが搬入できなかったりして。「ミュージション川越」は“いつかこんなところに住んでみたいな”とずっと憧れていたマンションで、当時の収入から考えると相当背伸びをした家賃だったんですが(笑)、担当の営業の方が事前にピアノが搬入可能なサイズかどうか調べたりと手を尽くしてくださったので、こちらでお世話になることにしました。
戸口さと子さんを担当した営業もそうですが、ミュージションのスタッフは全員本気に音楽と向き合った経験がある者ばかりなので、お部屋さがしの苦労は自分たちもよくわかっているんです。だから、何とかして力になりたいし、そのためにはいくらでも骨を折ります!
岡本さん嬉しいです(涙)。冒頭のセミナー開催の話もそうですが、不動産屋さんの領域を超えて私たち音楽家のために力を尽くしてくださっていることにとても感謝しているんです。
営業スタッフありがとうございます。お教室の方はいかがですか?コロナ禍での生徒さんのフォローとか、色々ご苦労もあったのでは?
岡本さんそうですね。緊急事態宣言下からオンラインレッスンもできるように整備したんですが、生徒さんみなさん対面レッスンを希望されているので、手洗いうがい、消毒等徹底していますね。生徒さんの数も、コロナ前よりも1.2割増しくらいの勢いで実は増えていて。このような状況だからこそ音楽の力が必要なのかなと感じています。
営業スタッフ生徒さん増えてるんですね?!それはすごいですね!生徒さんの反応はいかがですか?レッスン室に入ってきて。
岡本さん居室内のロフトへ上がる階段にみんなキャッキャしてしまって(笑)。同じマンション内にもいくつか他の方が音楽教室を開かれているんですが、大体お子さんの生徒さんは階段や回廊で走り回ると聞きます。危ないのでよく注意していますね。
戸口子どもって本当に高いところとか階段とか大好きですよね、わかります。引き続きお気を付けいただいて・・・
岡本さんそうですね(笑)。
音楽のまち“川越”にしたい
戸口この街かどピアノ。今後の展開やいかに?
岡本さんコロナ禍で、設置に慎重になる施設が多くあった中で、ウニクス川越の支配人さんがこのプロジェクトの趣旨に賛同してくださり、時間をかけて本部に掛け合ってくださったことで設置が叶いました。管理や感染対策も行いながら実現できたことで、これを皮切りに他の施設からも「ぜひうちでもやってほしい」とお声がけくださるようになって。川越は古いものを大切にする素敵な風土があって、音大もある街なので、ストリートピアノに小さなお子さんからお年寄りまでが気軽に触れたことがきっかけで少しでも楽器や音楽を身近に感じてもらいたいんです。川崎や江古田のように「音楽のまち“川越”」と言えるようになるくらい音楽で社会貢献していきたいというのが夢で、私個人としての野望でもあるんです。私たちと一緒に、川越にもっと音楽を!と思う方、ぜひ仲間に加わっていただけたら嬉しいです。
戸口そうですね!これだけの大きなプロジェクトですから、同志を募ってさらに大きなうねりにしていけたらいいですね!
営業スタッフ「ミュージション」もこれからもそんなさと子さんをバックアップしていきます!一緒に楽しみましょう!!
取材中、顔見知りの地元の方から次々と声を掛けられるシーンにも遭遇しました。新型コロナウイルス感染拡大を乗り越えて、愛するわが街を音楽文化の発信地にしたい。ミュージションはこれからも、音楽を愛する人々の縁の下の力持ちとして、安心して音が出せる住まい、音楽家の方が真に求める情報や人とのつながりを育むイベントを提案し続けます。
企画:株式会社リブランマインド
⽂:戸口木綿子(宣伝部)
写真:菅原浩一(宣伝部)
●音楽教室Flugel 公式HP
●小江戸「川越」夢ピアノプロジェクト
ウニクス 川越でのストリートピアノ展示は〜12/20まで開催中
ウニクス川越
〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1丁目17−1
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事務局:ミュージション川越204 (音楽教室flugel内)
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