ミステリアスな雰囲気のジャズバー

リビングに隣接したお部屋は防音技術を使って作られたジャズバー。金地に黒で表したダマスク柄のアクセントクロスが大人の雰囲気を醸しています。

天井と壁に断熱材と吸音材を入れているので、近隣住戸への音漏れを軽減しています。

「隠れ家的な雰囲気は残しつつも、ガラス戸にしてこの部屋が見えるオブジェのような部屋にした」とのこと。

レトロな色ガラスを取り入れて

リビングは「大正ロマン」をテーマにした空間で、インナーサッシはオーダーで注文したガラス戸を採用。季節や時間帯によっても、お部屋の雰囲気がどんどん変わっていきます。

床材はアカシア。アカシア材は部位により白っぽかったりダークブラウンだったりと色味が混ざるため、まだら模様がラフな印象の木材です。

窓から垂直方法に出ている大きな梁が特徴的なマンション。梁は躯体のため取り外しができませんが、発想を転換して、その梁を空間の切り替わりとして活用。LDKにメリハリを与えました。

細部まで好みのデザインを採用

寝室のベットは造作。下をキャンプ用品等を収納するスペースとして使えるようにロフトベットにしました。

ジャズバーの造作棚は弊社設計士と一緒にお施主様が塗装しました。ロフトベットと同じエボニー（黒檀）色で深みのある仕上がりになっています。

また、洗面室の扉をバーチカルブラインドにするなど細かなところまでこだわったリノベーションです。

家族がそれぞれのライフワークを楽しめる空間

もともと４LDKだった間取りを、スケルトンリフォームで大空間LDKにした後、その一角に演奏を心置きなく楽しめる「音楽ルーム」を設置しました。

壁を取り払ったため開けた印象があります。奥に防音ルームが見えます。

コンパクトな防音ルームですが、ピアノにサックスにギターと、音楽を思う存分楽しめる空間となっています。

音楽に集中できる理想の部屋

大きな窓から明るい光が差し込む部屋。

大きな楽器を車も使って運ぶため、駐車場付きの一階の物件に。

コントラバスとピアノを外から運び込みやすいよう、10帖以上の部屋が玄関の近くにあることが住宅購入の条件でした。

玄関からの動線が短いので、自宅でレッスンで利用してもプライベート空間をしっかり確保できます。

天井と壁は室内の音を吸収して音の反響を抑えてくれる吸音パネルを貼って、窓はサッシを二重構造にすることで遮音性能を高めました。湿気対策として壁紙に湿気を吸収してくれる効果のある自然素材の「竹クロス」を使用。

１階の部屋ということで床の防音工事を削減が可能になりました。

無垢フローリングと二重サッシを採用

床材は楽器の色合いに合わせてウォールナットをセレクト。遮音性能を高めるため、サッシは空気層を挟んだ二重構造。

気持ちが明るくなる部屋

以前は防音設備のない演奏可能な賃貸物件に住んでいたというお施主様。

防音室をつくったことで居室側にできた壁は「部屋に入った瞬間に気分がパッと明るくなるように」と、レモン色で質感のある壁紙をセレクトしました。

譜面用と壁に飾った作品を照らすために、照明はレールライトをセレクト。

機能性にも優れた床材と壁紙

床材にはカバの無垢材を使用。肌触りが良くて素足でも心地良い素材です。一般の防音室で無垢材の床は珍しいのですが、カバ材は堅く丈夫で、物を落としても簡単に傷つきません。無垢材は調湿機能があるため、調湿クロスと合わせて湿気対策としてもオススメです。

防音リノベーションならではのカスタマイズ

リノベーション済みのマンションの一部屋を、防音室に作り変えました。

壁には有孔ボードを貼り、ギターやベースを吊り下げ収納できるフックを取り付けました。三線や笛など、世界各国から集めた楽器が飾られています。

壁の一面にはアクセントにもなる黒板クロスを取り入れ、音楽室のような空間に仕上げています。天井には、壁と譜面を照らすスポットライトを設置。

防音用の扉を採用した他、インナーサッシを設置しています。

カホンは床に響くので専用の遮音マットを敷いて演奏します。